日本の調理用バナナ

久しぶりの更新です。

日本に帰国後ずいぶんたってしまい、バナナ料理が恋しいので
東京のアメ横で調理用バナナを買いました。
一つは、ABBと思われます。ひとつはプランテン(AAB)です。
奮発して、バナナの葉も買いました。

料理の得意な友人に調理してもらいました。
ウガンダではバナナは葉に包まれて蒸されるので、
その再現を兼ねてマネをしたのですが・・・、

結果は、ABBのほうは、パサパサで全然ダメ、
プランテンのほうは、ホクホクしてイモのように食べられました。
ABBのほうは、焼き専門なのかもしれません。

日本でウガンダの「マトケ」の味に到達するまでは、まだ遠いです。


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# by bananauganda | 2008-06-04 22:17 | バナナ

インターンシップもうすぐ終了

インターンシップ活動がもうすぐ終了します。
向かいの席だった研究員のFrank Turyagyendaさんは、
来週タンザニアのブコバへワークショップに行くらしく、
金曜日でお別れの挨拶を交わしました。

振り返ると、8ヶ月間もBioversityの事務所で
お世話になりましたが、あっという間でした。
実に多くのバナナ研究者に会いました!

いまは最後の仕事として、報告文書きと、
事務所のDeborah Karamura博士との
今後の共同研究プロジェクトに向けた
プロポーザルづくりをしています。
# by bananauganda | 2007-10-20 23:32 | バナナ

調査村訪問

先日、ウガンダ南部の私の調査村に行ってきました。
約1年ぶりの、懐かしさあふれる訪問でした。

カンパラに来た村人の方や携帯電話で情報は聞いていたのですが、
今年の村周辺は、雨が例年よりかなり少ないようです。
(少ないと言われた昨年よりもさらにひどいようです)
今年はウガンダ中・北部は大雨なのに、不思議です・・・
ただ、インゲンマメはまずまず伸びはじめていました。

いつも泊めさせていただいている家に行くと、さっそく
マトケのもてなしで、うれしい限りです。カンパラで
慣れてしまった舌にとって、村のマトケはまったく
違うなめらかな触感!


いつも勉強させてもらっていたバナナ畑では、妙に話が弾みます。
話好きのおじさんと、私のガンダ語の先生
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樹皮布づくりの季節でした。
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村周辺
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# by bananauganda | 2007-10-16 18:03

シンポジウム

10月2,3日にウガンダのマケレレ大学において、シンポジウム
"Re-contextualizing Self/Other Issues: Toward a HUMANICS in Africa"
を開きました。主催は、マケレレ大学、京都大学アフリカ研究資料センター、日本学術振興会です。

メンバーらにとってはじめてのウガンダ・日本ジョイント開催ということで、準備も
慣れないことの連続でしたが、大変刺激的で、思い出深いシンポジウムになりました。

Self(自己)とOther(他者)の認識問題は、私がアフリカに関わりはじめた初期に
ガーナで調査していた頃、市場のおばちゃんから「どうしてそんなことを聞くの?」と
言われてうろたえてから、つねに考えていた気がします。
これは、なぜ私がアフリカと関わるのか、関わりつづけるのか、という動機とも関わり、
根が深い問題でもあります。
今回は、より広く、アフリカにおける自己と他者の概念と実際問題について、みんなで
一緒に考えるよい契機となりました。

私はセッションB(Creational Issues)で、ガンダのバナナ栽培がどのように創造的
なのかについて発表しました。バナナやバナナ畑に対する農家の人たちの見方のうち
美的な関心について質問・意見があり、今後つきつめて考えていきたいところです。
もっとも、私がバナナ栽培について表現したことを、かれらが新鮮に受けとめてくれたこと
自体が、こちらで発表する醍醐味でして、面白かったです。

バナナというとつい農学的な視点からみてしまいがちですが、それは一部で、
日常生活との関わりにおいてさまざまな話題に満ちていることは、今後のアフリカ農業の
可能性でもあるのだと思います。

プログラム

Makerere University, Senate Conference Hall

2nd October 2007

09:00-09:10
Opening Remarks
Prof. Livingstone S. Luboobi Vice Chancellor, Makerere Univ.
09:10-09:20
Speech on Key Note
Itaru Ohta, Kyoto Univ. Itsuhiro Hazama, JSPS

Session A: Theoretical Issues on African Anthropologies and African Studies
What Is the Self/Other in the Contexts of African Anthropologies and African Studies?

09:20-09:30
Sessionary Introduction A
Anthony Simpson, Univ. of Manchester
09:30-10:00Presentation A-1
The Rhetoric and Strategy for African Ethnographies:
Structures of Interpretation/Translation of ‘Culture’ and ‘Society’
Gaku Moriguchi, Hitotsubashi Univ.
10:00-10:30Presentation A-2
Pastoral Poetical World of Imagination: Emancipation of the Self
Itsuhiro Hazama, JSPS
10:30-11:00Tea Break
11:00-11:30Presentation A-3
Social Changes, Modernity and Communality among Agrarian Societies in East Africa
Soichiro Shiraishi, Kyoto Univ.
11:30-12:00Presentation A-4
Indigenous Practices for Peace among ‘Violent” Pastoralists in East Africa
Toru Sagawa, Kyoto Univ.
12:00-12:20
Comment
Valentin Y. Mudimbe, Duke Univ.
12:20-13:00
Open Discussion in Session AChairperson: Anthony Simpson, Univ. of Manchester

13:00-14:00Lunch Break

Session B: Creational Issues on African Anthropologies and African Studies
How Can We Express the Self/Other’s Experiences in African Contexts?

14:00-14:10
Sessionary Introduction B Itaru Ohta, Kyoto Univ.
14:10-14:40Presentation B-1
Identity, Gender and Representation: Reflecting on the Sculpture ‘Mother Uganda’
Rose Kirumira, Makerere Univ.
14:40-15:10Presentation B-2
Livelihood and Creativity: A Cultural Implication of Indigenous Banana Cultivation in Buganda
Yasuaki Sato, Kyoto Univ.
15:10-15:40Tea Break
15:40-16:10Presentation B-3
Muthunguci: Dancing through A Cultural Landmine among the Kikuyu
Mike Kuria, Daystar Univ.
16:10-16:40Presentation B-4
Karioki show : The New Popular Entertainment in Kampala
Midori Daimon, Kyoto Univ.
16:40-17:00
Comment
Okot Benge, Makerere Univ.
17:00-17:40
Open Discussion in Session BChairperson: Itaru Ohta, Kyoto Univ.



3rd October 2007

Session C: Practical Issues on African Anthropologies and African Studies
How Can We Interrogate the Relationship between the Self and the Other in African Contexts?

09:00-09:10
Sessionary Introduction C
Edward Kirumira, Makerere Univ.
09:10-09:40Presentation C-1
Traditional and Modern Medicine in the Fight against HIV/AIDS Scourge
Wotsuna Khamalwa, Makerere Univ.

09:40-10:10Presentation C-2
Culture, Sexual Values and AIDS Risk among the Batoro, Western Uganda
Charles B. Rwabukwali, Makerere Univ.
10:10-10:40Tea Break
10:40-11:10Presentation C-3
The Whereabouts of Traditional Custom ‘Levirate’ among Kenya-Luo Society
Wakana Shiino, Tokyo Univ. of Foreign Studies
11:10-11:40Presentation C-4
Masculine Selves and the Civilising Mission: ‘Race’, Education and Sexuality in Zambia
Anthony Simpson, Univ. of Manchester

11:40-12:00
Comment
Nobuhiro Nagashima, Chubu Univ.
12:00-12:40
Open Discussion in Session CChairperson: Edward Kirumira, Makerere Univ.

12:40-14:00Lunch Break

Special Speech and Discussion
14:00-14:45“ On the Idea of Humanity in the Name of Similitude”Valentin Y. Mudimbe, Duke Univ.
14:45-15:30Discussion
15:30-16:00Tea Break
General Discussion
16:00-17:30General DiscussionChairperson: Itaru Ohta, Kyoto Univ.
17:30-17:50
Concluding RemarksEdward Kirumira, Makerere Univ.
# by bananauganda | 2007-10-10 21:07 | ウガンダ

トレーニングコース

今月の11日から22日まで、Banana Diversity and Genetic Improvement Training Courseという研修プログラムが予定されているのですが、その打ち合わせのミーティングに
出席しました。

バナナの催し物の多くは1週間(月曜から金曜まで)おこなわれるのですが、
このプログラムは一週間半とすこし長い期間にわたり、専門の先生のレクチャーが続きます。
テーマは、banana conservation strategy、tissue culture technology、banana geneticsなどです。
タンザニア、ケニア、ブルンジの方も、研修生として来られます。

スケジュールをみたら、非常に濃密な内容であることが分かりました。
一部参加してみたいと言ってみたのですが、このプログラムはASARECAから
お金が出ているので、私は正式な研修生としては、登録できないとのこと。
ということで、私の上司であるDeborahさん(conservationの講師)のアシスタントとして
密かに拝聴することにしました。
# by bananauganda | 2007-09-04 21:32 | バナナ

畑税

新聞(8月28日New Vision)によると、ウガンダの地方行政における農家への徴税の
あたらしいシステムが出来たようです。ちなみに、従来のgraduation taxという
システムは数年前に廃止されています。

面白いと思ったのは、おもに5エーカー以上をもつCommercial farmerへの徴税額が、
畑に植えられる作物によってことなることです。
バナナとコーヒーが50,000sh/年、ココアが40,000sh/年、
茶、サツマイモ、ジャガイモ、トウモロコシが30,000sh/年などと
なっており、バナナがコーヒーとならんで最高額の徴税が求められるようです。
カンパラ周辺にいると、バナナはほかの作物よりも価値が高いと感じる面が強い
のですが、税の面でも、そのことが反映されることになるようです。

疑問に思ったのは、混作している場合の額。政府は商業用に栽培する=単作、と
想定しているかのようです。
もっとも、5エーカー=約2ヘクタール以上もつ農家は、村にほとんどないので、
大部分の人たちにとっては、関係の薄いものかもしれません。
# by bananauganda | 2007-09-03 18:40

ダルエスサラームのバナナ

ダルエスサラームでは、カンパラとちがったバナナが出回っていました。

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写真は、dwarf cavendish。日本のバナナと似たような芳香と味わいです。

写真はとらなかったのですが、プランティンもたくさんお店にありました。
肉の付け合わせに、プランティンをローストしたものがでてきました。
ウガンダ人曰く、マトケをローストしたほうがうまいとのこと。たしかに私もそう思いました。

ちなみに、カンパラでマトケをローストするようになったのは、つい近年とのことです。
(プランテインもローストされますが、肉の付け合わせというよりも、おやつに食べられます)

マトケらしき種類のものは、市場にすこししかありませんでした。
# by bananauganda | 2007-08-27 22:32 | バナナ

BARNESA Steering Committee meeting

8月20日から24日にタンザニアのダルエスサラームで開催された、
BARNESA(東部・南部アフリカ研究ネットワーク)のSteering Committee Meetingに
参加してきました。Peacock Hotelという、立派なホテルでおこなわれました。

東アフリカ、南部アフリカから約30人ほどが集い、5日間午前・午後にわたって、
今後5年間の各国のバナナ研究の連携について議論が交わされました。
Bioversity Internationalは、BARNESAのSteering Comittee Member
ではないので、規則の改正等には参加できないのですが、討議への参加や
コーディネーションの役が託されています。

ウガンダをはじめ、エチオピア、ケニア、タンザニア、コンゴ、ルワンダ、マラウィ、南アフリカ
から、国を代表するバナナの研究者が集まりました!また、Bioversity本部からと
IITA(熱帯農業研究所)の方も参加されてました。スーダン、ブルンジ、モザンビークの
研究者は欠席。スーダンの方は、ダルエスの空港まで着きながら、入国審査でひっかかり、
そのまま国に帰ってしまったそうです・・・。

BARNESAは、1994年にできてから10年あまりたつものの、まだ基盤がしっかり
していない感があります。バナナの重要性は地域によってさまざまなのと、経済的な基盤が
安定しておらず、認知度や一体感もまだ高くありません。しかし、近年、国を越えて
話し合わなければいけない事が増えてきており、今回の会議は、今後の東・南部アフリカの
バナナ研究全体のゆくえを占う重要なものでした。

20日(月)は、まずコーディネーター(私の上司)であるEldad Karamuraさんからと、
BARNESAのCharmanであるSvetaさん(ルワンダ農業省)からの挨拶があり、そのあと
ASARECAという類似のグループからの活動の説明と、BARNESAとの連携の可能性
についての説明が行われました。
(タンザニア農業大臣からの挨拶も予定されていたのですが、残念ながらキャンセル)
そして、各国からの研究報告がおこなわれました。
夜は、ささやかなカクテルパーティーがひらかれました。

21日(火)は、各プロジェクト報告で、INIBAPの活動、プライベートセクターの活動、
遺伝子技術の導入などが報告されました。私は、自分の研究にからめて、
遺伝子の現地保全における人類学的なアプローチを紹介しながら、
農家の行為や認識をいろんな角度から理解していくことの必要性を発表しました。
個人的にやっている研究も、他の研究者からみたら「プロジェクト」なのだということを、
久しぶりに再認識しました。

22日(水)は、農村でのプロジェクトにおける調査手法についての勉強会でした。
現地活動での経験豊富なルワンダ農業省のPhilipさんを講師としてお招きし、実験室(畑)
と現地プロジェクトとのちがい、データの扱い方などについて教授していただきました。

23日(木)がもっとも重要な日で、今後5年間のBARNESAの活動について、
(1)活動の優先順位と詳細、(2)利益の共有について、(3)コーディネーション、
およびBioversity、ASARECA等のパートナーの役割について、という3つの班に分かれて
(班分けは、座っていた順に、1、2、3とかけ声をかけていって決められました。
私は3班でした)午前は班ごとのディスカッションが行われました。
午後はその結果の発表と、全体討議がおこなわれました。
この日の話し合いは、昼食をはさんで朝の8:30から19:30まで長時間にわたりました。
BARNESAが、ASARECAではなくBioversity Internatioanalにひきつづき
コーディネーションをお願いしつつ、ASARECAとよい関係を保つ、という認識が
共有・確認されました。

24日(金)は、午前、Grobal Conservation Strategy for Musaという地球規模かつ長期
にわたる事業がBioversity Internationalを中心に実施されることに決まり、
コーディネーターであるBioversity本部Charlotte Lustyさんからの説明のあと、
どのように具体的に実施できるのか、その見通しを立てていきました。

午後は、全体のまとめと、今後の予定についてでした。今回は時間ぎれで具体的な計画が
決められず、9月に南アフリカで行われるバナナ研究会議のときに、一度集まって、
続きが話し合われることになりました。

5日間にわたる真剣な話し合いを通して、参加者の方々の粘り強さと議論のキレ、
キャラクターの強さに感服しました。また、だれもが意見を言いやすい雰囲気があって、
アフリカならではだなあ、ということに感心しました。

詳細はまた別稿にゆずるとして、国間の間での連携の必要性として、
・病虫害対策(BXW、Fusarium Wilt、・・・)
・マーケティング戦略
・遺伝子技術の導入
・遺伝子保全
の四つがもっとも重要であることが分かりました。
これを法律や予算等、各国での法律、予算、思惑等の違いを乗り越えて
協力し、利益もうまく行き渡るようにするというのは、かなり大変なことだと
分かりました。バナナ研究者は国の農業政策のトップではないので、
上司や大臣を説得することによって政府からのバックアップを得る
必要があるわけです。
また、BARNESAはドナーへの働きかけをほとんどしていなかったので、
どんどんドナー、ファンドへの働きかけ、申請を協力して
おこなっていく方針を定めました。
それと、BARNESAの弱点としてコミュニケーション力、宣伝力の弱さが指摘され、
これから積極的にホームページ、ニュースレターや各国における
コンタクトパーソンの配置等の整備がなされることになりました。


この会議をとおして、いろいろなことに気づかされました。
それは、アフリカにおいては、アジアとすこしちがった面において
バナナ研究には政治的な性質がかならずついてまわるということと、
そこのところをうまく立ち回れる人びとやグループが、
強い資金力や「研究力」を獲得していける、ということです。

バナナの会議を通して、農家、研究者、政策立案者、国を越えたネットワーク
といったさまざまなレベルにおいて、それぞれの思いが交錯、または
ぶつかり合いながら大きなことがらが決められていきました。

ただそこでは、「農家」の顔は、不可避的に見えにくくなっていきます。なぜなら、
「農家」というカテゴリーは、それ自体が意見を強く言えるわけでもなく、農家がある一枚岩の
つよい特徴を持っているわけではないからです。

研究にはドナーがついていて、それを説得することなしに研究をすることができない、
という事実も重要です。つまり、研究は研究者の想像通りに申請が通るわけではなく、
「この申請を出したら通った!よしはじめよう」という順序なわけです。
そこで農家は(1)研究の受益者であるとともに(2)研究・プロジェクトの素材、という、
良くも悪しくも二重の性格を付与されます。
これまで、「農家」を対象にして見てきたのですが、彼らの知らないところでこのように
決まっていくのか、ということが分かり、新しい世界を知る感覚を覚えました。

よく考えてみると当り前のことなのですが、私も昔研究をはじめる時点において、
このようなことに盲目的でした。また、考えすぎたら、どこから研究をはじめていいのやら
迷ってしまいますね・・・。

遺伝子保全など、地球規模での「普遍的な」価値をめぐっても、考えるところが極めて
多い会議でした。バナナはローカルでグローバルな作物だけに、その事情も
かいま見れられたわけです。
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# by bananauganda | 2007-08-27 21:41 | バナナ

セミナー

セミナーを企画し、今日実施しました。
"Interface of anthropology and biodiversity"

私の事務所の方やCIP(International Potato Center)の方が来てくださりました。
ドメスティケーションや家畜・栽培植物の多様性に関する日本の生態人類学的研究について、
波佐間逸博さん(日本学術振興会ナイロビ・研究ステーション)から、コメントをいただきました。

私を含めて9人の研究者が、現在の作物の品種多様性、遺伝資源の現地保全に
関する研究に、人類学がどのように貢献できるのかをめぐって、話し合いました。

・私の発表に対して、経済的な要因以外にも注目して調査をおこなう人類学的なアプローチ
が新鮮に映ったようです。
市場経済と多様性との関係に関して、たとえばウガンダ西部では、カンパラへの出荷が
増えているにもかかわらず、品種多様性が逆に増えている、というコメントも受けました。
市場経済化と、品種多様性はかならずしも対立するものではなく、その間に非常に多くの
要因が絡んでくることを確認しました。
このあたり、昨年京都でおこなったワークショップでも議論になったところです。

・男女の認識や行動の違いについて、議論されました。
品種の識別をめぐって、それに限らず、女性はなにごとも、細かく認識する傾向がある、
といったことを、ある研究者が説明していました。

・サツマイモの場合は、世帯における品種構成が、歴史的に大きく変化してきたそうです。
それは、バナナの場合と大きな違いであることが分かりました。

・どのように一般化するのか、という問題で、人類学でよく用いられる、
狭い範囲で統計学をあまり用いない方法は、生物学プロパーの人たちには受け入れにくく、
そこが、二つの分野を隔てるものだ、ということも指摘されました。
。ただ、どちらにも良い点があります。
どのように相補的にするのか、という実践的問題は、セミナー以後も、つねに課題となりそうです。


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"Interface of Anthropology and Biodiversity"
Time: 10:00-12:00, 2 August (Thursday)
Venue: Boardroom, Bioversity International, Uganda

This seminar focuses on anthropological approach to biodiversity.
At first, some characteristics of anthropological perspective are introduced.
Secondly, a case study of banana farmers in Buganda is presented.
Finally, we discuss how anthropological approach can contribute
to in situ crop genetic resource management.

Programme

1 Anthropological Approach to Landrace Diversity of Bananas.
SATO Yasuaki (Kyoto University, Japan)

2 Comment.
HAZAMA Itsuhiro (Japan Society for Promotion of Science, and Kyoto
University, Japan)

3 Discussion
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# by bananauganda | 2007-08-02 22:36

バナナのコンサート

今度、カンパラで面白い名前のコンサートがあります。
名前は、Oluwombo!
バナナの葉でつくった袋、およびその中に食材をいれて蒸し煮した、
ガンダの名物料理の名前です。
このことばは、「いろんなものを束ねる」といったような意味の比喩でも使われます。
たしか、袋だたきにする、といった意味にもこのことばを使っていたような気が・・・

当日は、いろんな歌手がでてくることでしょう。
カンパラ中心部にあるスタジアムで開催されます。

なおカンパラでは、年に一回ekitooberoという名前のコンサートも開催されます。
このことばは、バナナだけでなく、いろんな主食やソースを一緒にまぜた料理のことで、
ガンダの東のソガのことばが語源と聞いています。
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# by bananauganda | 2007-07-21 22:37 | バナナ

ルワンダ農民とケニア農民

先週と今週、それぞれルワンダ・コンゴの農家(10人位)とケニアの農家(6人)の方が
ウガンダに来て、病虫害の対処法について勉強していきました。
病虫害の研究や予防策の広まりに関しては、ウガンダが東アフリカで先進国のようです。
先月にルワンダでのワークショップでお会いした何人かとも再会できました。

出身国によって、キャラクターが大きく違うのが印象深かったです。

ルワンダ人、コンゴ人の方は、とにかくフレンドリーでなれなれしく、いかにも田舎っぽい感じ。
大都会にでるのがはじめて、という人もいて、「あいつはパリに来たのか、カンパラに来たのか
区別が付かないんじゃないか!?」などとみんなで爆笑したりして、和気藹々としてました。

たいしてケニア人の方は、スマートなしゃべり方で、まじめでした。この知識をみんなで
持ち帰って広めよう、と、パーティーの場でも真剣に話してました。
また、「ウガンダは青々していて、バナナも立派でびっくりした!」とのこと。

ウガンダ人は、その中間なような気がします。

一方で、ケニア農民の方たちとのパーティーの場で、ボスが
「みんなバナナを育てている。ケニアとウガンダには、同じ言語を話す人たちがいる。
ケニアからも、研究員の方がウガンダにきている。病虫害の広がりには国境はない」
と挨拶していました。
東アフリカの国々は、さまざまな連続性があるのも確かです。
# by bananauganda | 2007-07-19 18:55 | バナナ

ルワンダ

カンパラに戻ってきました。

今回は、すでに研究員とドライバーさんがコンゴのGomaにいたので、研究所の車ではなく、バスで行きました。カンパラからルワンダの首都キガリまでは、大型バスで約9~10時間(国境の手続きの時間を含む)、キガリからワークショップのあるGisenyiまではミニバスで約4時間かかりました。(ウガンダとルワンダは、時差が一時間です)

ルワンダの農業がバナナ中心なのには驚きました。ウガンダにはじめてきたとき、バナナの多さにびっくりしたのですが、ルワンダはそれ以上でした。

ワークショップは、和気あいあいとおこなわれました。英語、フランス語、ルワンダ語の3つが使い分けられていました。

ウガンダからルワンダにかけての様子はあまり知られていないと思うので、旅の情報もかねて、すこしずつアップしていきます。
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# by bananauganda | 2007-06-10 19:54 | ルワンダ