カテゴリ:バナナ( 18 )

インターンシップもうすぐ終了

インターンシップ活動がもうすぐ終了します。
向かいの席だった研究員のFrank Turyagyendaさんは、
来週タンザニアのブコバへワークショップに行くらしく、
金曜日でお別れの挨拶を交わしました。

振り返ると、8ヶ月間もBioversityの事務所で
お世話になりましたが、あっという間でした。
実に多くのバナナ研究者に会いました!

いまは最後の仕事として、報告文書きと、
事務所のDeborah Karamura博士との
今後の共同研究プロジェクトに向けた
プロポーザルづくりをしています。
by bananauganda | 2007-10-20 23:32 | バナナ

トレーニングコース

今月の11日から22日まで、Banana Diversity and Genetic Improvement Training Courseという研修プログラムが予定されているのですが、その打ち合わせのミーティングに
出席しました。

バナナの催し物の多くは1週間(月曜から金曜まで)おこなわれるのですが、
このプログラムは一週間半とすこし長い期間にわたり、専門の先生のレクチャーが続きます。
テーマは、banana conservation strategy、tissue culture technology、banana geneticsなどです。
タンザニア、ケニア、ブルンジの方も、研修生として来られます。

スケジュールをみたら、非常に濃密な内容であることが分かりました。
一部参加してみたいと言ってみたのですが、このプログラムはASARECAから
お金が出ているので、私は正式な研修生としては、登録できないとのこと。
ということで、私の上司であるDeborahさん(conservationの講師)のアシスタントとして
密かに拝聴することにしました。
by bananauganda | 2007-09-04 21:32 | バナナ

ダルエスサラームのバナナ

ダルエスサラームでは、カンパラとちがったバナナが出回っていました。

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写真は、dwarf cavendish。日本のバナナと似たような芳香と味わいです。

写真はとらなかったのですが、プランティンもたくさんお店にありました。
肉の付け合わせに、プランティンをローストしたものがでてきました。
ウガンダ人曰く、マトケをローストしたほうがうまいとのこと。たしかに私もそう思いました。

ちなみに、カンパラでマトケをローストするようになったのは、つい近年とのことです。
(プランテインもローストされますが、肉の付け合わせというよりも、おやつに食べられます)

マトケらしき種類のものは、市場にすこししかありませんでした。
by bananauganda | 2007-08-27 22:32 | バナナ

BARNESA Steering Committee meeting

8月20日から24日にタンザニアのダルエスサラームで開催された、
BARNESA(東部・南部アフリカ研究ネットワーク)のSteering Committee Meetingに
参加してきました。Peacock Hotelという、立派なホテルでおこなわれました。

東アフリカ、南部アフリカから約30人ほどが集い、5日間午前・午後にわたって、
今後5年間の各国のバナナ研究の連携について議論が交わされました。
Bioversity Internationalは、BARNESAのSteering Comittee Member
ではないので、規則の改正等には参加できないのですが、討議への参加や
コーディネーションの役が託されています。

ウガンダをはじめ、エチオピア、ケニア、タンザニア、コンゴ、ルワンダ、マラウィ、南アフリカ
から、国を代表するバナナの研究者が集まりました!また、Bioversity本部からと
IITA(熱帯農業研究所)の方も参加されてました。スーダン、ブルンジ、モザンビークの
研究者は欠席。スーダンの方は、ダルエスの空港まで着きながら、入国審査でひっかかり、
そのまま国に帰ってしまったそうです・・・。

BARNESAは、1994年にできてから10年あまりたつものの、まだ基盤がしっかり
していない感があります。バナナの重要性は地域によってさまざまなのと、経済的な基盤が
安定しておらず、認知度や一体感もまだ高くありません。しかし、近年、国を越えて
話し合わなければいけない事が増えてきており、今回の会議は、今後の東・南部アフリカの
バナナ研究全体のゆくえを占う重要なものでした。

20日(月)は、まずコーディネーター(私の上司)であるEldad Karamuraさんからと、
BARNESAのCharmanであるSvetaさん(ルワンダ農業省)からの挨拶があり、そのあと
ASARECAという類似のグループからの活動の説明と、BARNESAとの連携の可能性
についての説明が行われました。
(タンザニア農業大臣からの挨拶も予定されていたのですが、残念ながらキャンセル)
そして、各国からの研究報告がおこなわれました。
夜は、ささやかなカクテルパーティーがひらかれました。

21日(火)は、各プロジェクト報告で、INIBAPの活動、プライベートセクターの活動、
遺伝子技術の導入などが報告されました。私は、自分の研究にからめて、
遺伝子の現地保全における人類学的なアプローチを紹介しながら、
農家の行為や認識をいろんな角度から理解していくことの必要性を発表しました。
個人的にやっている研究も、他の研究者からみたら「プロジェクト」なのだということを、
久しぶりに再認識しました。

22日(水)は、農村でのプロジェクトにおける調査手法についての勉強会でした。
現地活動での経験豊富なルワンダ農業省のPhilipさんを講師としてお招きし、実験室(畑)
と現地プロジェクトとのちがい、データの扱い方などについて教授していただきました。

23日(木)がもっとも重要な日で、今後5年間のBARNESAの活動について、
(1)活動の優先順位と詳細、(2)利益の共有について、(3)コーディネーション、
およびBioversity、ASARECA等のパートナーの役割について、という3つの班に分かれて
(班分けは、座っていた順に、1、2、3とかけ声をかけていって決められました。
私は3班でした)午前は班ごとのディスカッションが行われました。
午後はその結果の発表と、全体討議がおこなわれました。
この日の話し合いは、昼食をはさんで朝の8:30から19:30まで長時間にわたりました。
BARNESAが、ASARECAではなくBioversity Internatioanalにひきつづき
コーディネーションをお願いしつつ、ASARECAとよい関係を保つ、という認識が
共有・確認されました。

24日(金)は、午前、Grobal Conservation Strategy for Musaという地球規模かつ長期
にわたる事業がBioversity Internationalを中心に実施されることに決まり、
コーディネーターであるBioversity本部Charlotte Lustyさんからの説明のあと、
どのように具体的に実施できるのか、その見通しを立てていきました。

午後は、全体のまとめと、今後の予定についてでした。今回は時間ぎれで具体的な計画が
決められず、9月に南アフリカで行われるバナナ研究会議のときに、一度集まって、
続きが話し合われることになりました。

5日間にわたる真剣な話し合いを通して、参加者の方々の粘り強さと議論のキレ、
キャラクターの強さに感服しました。また、だれもが意見を言いやすい雰囲気があって、
アフリカならではだなあ、ということに感心しました。

詳細はまた別稿にゆずるとして、国間の間での連携の必要性として、
・病虫害対策(BXW、Fusarium Wilt、・・・)
・マーケティング戦略
・遺伝子技術の導入
・遺伝子保全
の四つがもっとも重要であることが分かりました。
これを法律や予算等、各国での法律、予算、思惑等の違いを乗り越えて
協力し、利益もうまく行き渡るようにするというのは、かなり大変なことだと
分かりました。バナナ研究者は国の農業政策のトップではないので、
上司や大臣を説得することによって政府からのバックアップを得る
必要があるわけです。
また、BARNESAはドナーへの働きかけをほとんどしていなかったので、
どんどんドナー、ファンドへの働きかけ、申請を協力して
おこなっていく方針を定めました。
それと、BARNESAの弱点としてコミュニケーション力、宣伝力の弱さが指摘され、
これから積極的にホームページ、ニュースレターや各国における
コンタクトパーソンの配置等の整備がなされることになりました。


この会議をとおして、いろいろなことに気づかされました。
それは、アフリカにおいては、アジアとすこしちがった面において
バナナ研究には政治的な性質がかならずついてまわるということと、
そこのところをうまく立ち回れる人びとやグループが、
強い資金力や「研究力」を獲得していける、ということです。

バナナの会議を通して、農家、研究者、政策立案者、国を越えたネットワーク
といったさまざまなレベルにおいて、それぞれの思いが交錯、または
ぶつかり合いながら大きなことがらが決められていきました。

ただそこでは、「農家」の顔は、不可避的に見えにくくなっていきます。なぜなら、
「農家」というカテゴリーは、それ自体が意見を強く言えるわけでもなく、農家がある一枚岩の
つよい特徴を持っているわけではないからです。

研究にはドナーがついていて、それを説得することなしに研究をすることができない、
という事実も重要です。つまり、研究は研究者の想像通りに申請が通るわけではなく、
「この申請を出したら通った!よしはじめよう」という順序なわけです。
そこで農家は(1)研究の受益者であるとともに(2)研究・プロジェクトの素材、という、
良くも悪しくも二重の性格を付与されます。
これまで、「農家」を対象にして見てきたのですが、彼らの知らないところでこのように
決まっていくのか、ということが分かり、新しい世界を知る感覚を覚えました。

よく考えてみると当り前のことなのですが、私も昔研究をはじめる時点において、
このようなことに盲目的でした。また、考えすぎたら、どこから研究をはじめていいのやら
迷ってしまいますね・・・。

遺伝子保全など、地球規模での「普遍的な」価値をめぐっても、考えるところが極めて
多い会議でした。バナナはローカルでグローバルな作物だけに、その事情も
かいま見れられたわけです。
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by bananauganda | 2007-08-27 21:41 | バナナ

バナナのコンサート

今度、カンパラで面白い名前のコンサートがあります。
名前は、Oluwombo!
バナナの葉でつくった袋、およびその中に食材をいれて蒸し煮した、
ガンダの名物料理の名前です。
このことばは、「いろんなものを束ねる」といったような意味の比喩でも使われます。
たしか、袋だたきにする、といった意味にもこのことばを使っていたような気が・・・

当日は、いろんな歌手がでてくることでしょう。
カンパラ中心部にあるスタジアムで開催されます。

なおカンパラでは、年に一回ekitooberoという名前のコンサートも開催されます。
このことばは、バナナだけでなく、いろんな主食やソースを一緒にまぜた料理のことで、
ガンダの東のソガのことばが語源と聞いています。
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by bananauganda | 2007-07-21 22:37 | バナナ

ルワンダ農民とケニア農民

先週と今週、それぞれルワンダ・コンゴの農家(10人位)とケニアの農家(6人)の方が
ウガンダに来て、病虫害の対処法について勉強していきました。
病虫害の研究や予防策の広まりに関しては、ウガンダが東アフリカで先進国のようです。
先月にルワンダでのワークショップでお会いした何人かとも再会できました。

出身国によって、キャラクターが大きく違うのが印象深かったです。

ルワンダ人、コンゴ人の方は、とにかくフレンドリーでなれなれしく、いかにも田舎っぽい感じ。
大都会にでるのがはじめて、という人もいて、「あいつはパリに来たのか、カンパラに来たのか
区別が付かないんじゃないか!?」などとみんなで爆笑したりして、和気藹々としてました。

たいしてケニア人の方は、スマートなしゃべり方で、まじめでした。この知識をみんなで
持ち帰って広めよう、と、パーティーの場でも真剣に話してました。
また、「ウガンダは青々していて、バナナも立派でびっくりした!」とのこと。

ウガンダ人は、その中間なような気がします。

一方で、ケニア農民の方たちとのパーティーの場で、ボスが
「みんなバナナを育てている。ケニアとウガンダには、同じ言語を話す人たちがいる。
ケニアからも、研究員の方がウガンダにきている。病虫害の広がりには国境はない」
と挨拶していました。
東アフリカの国々は、さまざまな連続性があるのも確かです。
by bananauganda | 2007-07-19 18:55 | バナナ

ルワンダへ

今週末から1週間ほど、ルワンダに行ってきます。
昨日、ビザもとれました!

うちの研究所とルワンダ政府主催の、
Banana Xanthomonas Wilt Training Workshopに参加してきます。
首都キガリは中部にあるのですが、
ワークショップがあるGisenyiという町は、西部にあります。
Kivu湖北岸で、コンゴまですぐです。

今月、研究所主催で、ケニア、ブルンジ、コンゴで同様のワークショップが行われました。
それらには行きそびれてしまいました。

病害は、国境を簡単に越えるうえに、農家の人が気づかないうちに広がったりするので、
なかなか対策が難しいです。
毎日の大事な主食の作物なので、病気にかかっている恐れがあるからといって、ばんばん
切り倒すわけにもいかないですし・・・。

そこをめぐって、ルワンダ農政の上層部がどんなことを考えているのかに
注目しながら、このワークショップに参加したいと思っています。
また、ルワンダには、どんな種類のバナナがあるのか、どんなバナナの景観が
広がっているのか、という点も非常に気になるところです。
by bananauganda | 2007-05-31 16:50 | バナナ

Gulu

先週末、ウガンダ北部Guluに行っていました。カンパラから、
バスで5時間ほどのところにあります。

この町は、ナイロート・ルオ系アチョリ(センサスによると、ウガンダで3番目位に大きい民族)
の中心地で、この一帯は、20年ほど内戦があったところです。
現在、ウガンダ政府と反政府軍が、隣国スーダンのジュバで和平交渉をはじめよう、
といった感じで対峙しており、事実上の停戦状態になっています。

先月、Guluから100キロくらい離れた町Liraに行ったときは、
避難民キャンプの多くがすでに解散されていた(もとの土地に戻っていった)のをみました。
Guluにはまだ避難民キャンプがたくさんあり、密集した村を形成しています。
街中は、カンパラのように多くの人たちでひしめいて、活気がありました。
また、治安がとてもよいように感じられました。

毎日のように、夕方から夜にかけて雨が降りました。
人びとからも、かなり雨量がおおいことを聞き、意外でした。
どおりで、Liraよりもバナナがけっこうたくさん植わっているわけです。
年間降水量は、どうもカンパラやエンテベよりも多いらしい、と聞ききました。
平坦な土地が広がるLiraとくらべて
Guluはなだらかな丘陵が広がっていて、樹林が多い印象を受けました。

ただし、乾季が長くきついそうです。
それをバナナたちはどうやって乗り越えているのでしょうか・・・。

マーケットに行ったら、Guluの西側の
Nebbiから来たというndiizi(モンキーバナナ)、
Mbale(ウガンダ東部)から来たというmatooke
の二種類が売られていました。

カンパラもGuluもそうですが、バナナに関しては、小売りの男女分業があまりされていないようです。
by bananauganda | 2007-05-28 17:01 | バナナ